43期 東部支部 広報委員会 企業訪問 came came 30 CAFE & BURGER 様 | 一般社団法人埼玉中小企業家同友会 東部支部

企業訪問

43期 東部支部 広報委員会 企業訪問 came came 30 CAFE & BURGER 様

2025年10月06日

43期第1回 東部支部 広報委員会 企業訪問

日時 2025年9月1日(月)

会場 CAME CAME 30 CAFÉ&BURGER 様

ホーム

(運営会社 株式会社grain grain 様)
https://grain-grain.net/

報告者 代表取締役 鈴木 美緒 氏

参加者 上西、島袋、石井、鶴岡、黒田、小川、加藤、藤井、越野、鈴木(康)、
    中島、吉田、早川(敬称略、順不同)
    鈴木美緒氏(報告者)

 今日の企業訪問先は、越谷駅東口より徒歩5~6分の場所にある「came came 30 CAFÉ&BURGER」 様です。今日は、素敵なお食事もできるということもあり皆期待にわくわくしながら集合しました。建物の趣きはオシャレなカフェという感じで、まるで東京の代官山の1角にいるかのような錯覚を受けます。そしてなんといってもHPのファーストページのハンバーガーを持った手が2本青空に向かって伸びているのがとても印象的です。

鈴木氏は、地元の優秀な越谷北高校を卒業後、日本女子体育大学を卒業し、あの居酒屋大手チェーンで有名なワタミ株式会社に入社し、2年間店舗の店長経験を積み、その後グループである学校法人郁文館夢学園に入社し、かねてからの希望だった教師の道を目指します。しかし2011年に東日本大震災が発生して、つらい思いをして断念します。その後、叔父さんが経営していた施設を叔父さんのとある不幸により継ぐことになります。それが、起業のきっかけになります。そしてワタミ株式会社入社以来から経営理念の大切さを教えられ、自身独自の大切な言葉で作っていましたものがありました。その考え方は、会社より理念が先だそうです。その大切な言葉は「今 自分にできることを ひとりのために みんなのために 自分のために」だそうです。多くの含蓄のある理念で1つ1つ言葉に大きな意味を込めているそうです。そしてこのスタートからめきめきと力をつけて、次々と新規事業を展開していきます。介護、保育、カフェ、通販と現在は6つの事業を運営しているそうです。

この中でも鈴木社長が大切にしている言葉があります。came(亀)、これは、ハワイの言い伝えで、「ホヌ」と呼ばれ「幸運を運ぶ海の守り神」だそうです。そして長寿や繁栄、平和の象徴でもあるそうです。このcame(亀)をお店のロゴマークに使い、また食事のよく嚙んで食べるということに合わせて、噛め、噛め30回という意味の咀嚼のフレーズにかけて、came came 30というお店のロゴを作ったそうです。事業として1本通した食や健康に対するなみなみならぬ思いがうかがえます。そしてこのcame came 30 CAFÉ&BURGER様は、自然食、オーガニック食材を中心に使用したヘルシーで健康なお料理を提供するヴィーガンカフェだそうです。またエシカル消費といって地元越谷産の野菜を中心に使ったハンバーガーやカレー、人参フライなどを提供しています。またグルテンフリーのスイーツやプリンやケーキなどは、アレルギー対応可能だそうです。まさに世界的に広がりを見せる食の取り組みの最先端を駆け抜けています。

ここまでお話を伺ってくると、短期間にこれだけの事業展開をしてきた鈴木社長のあり方に皆の関心が向きます。色々深く伺ってみるとなんとこの短期間で大きなピンチを6回も経験しており、そこから立ち上がってくるパワーには、驚きしかありません。また日頃どのように自己修練しているかを伺うと本を中心に色々なツールを駆使して自分流にアレンジして、独自のやり方を築いているとのこと。すべてが驚かされるばかりです。そして何よりも皆が驚いたことは、75名も社員がいればきりきりとあちこちを飛び回っているのだろうなと想像するところですが、自分がいなくても回る仕組みを作っているとのことで、皆さらなる驚きです。一般社団法人 中小企業家同友会に入ってちょうど10年だそうですが、このような社員との接し方も同友会での「人を生かす経営」を学び、実践されているのだと感じました。そして「さいたま輝き荻野吟子賞」をはじめとした数々の受賞歴は、鈴木社長の行動力の軌跡といえるかもしれません。お話の最後に、目をキラキラと輝かせながら語っていただいた10年ビジョンの「湯福」という温浴施設の構想は、食と温浴とやすらぎの時間を提供し、多くの人を幸せにしたいという鈴木社長の強い人生哲学の結晶のように思いました。鈴木社長、素晴らしいお話ありがとうございました。今後ともさらにご活躍されることを期待しております。
(記事 小川 洋一)

(株)電翔

  • コアプランニング
  • 丸越運輸倉庫(株)
  • (株)ナカミツ

pページの先頭へ