㈱明和・㈲ロードハウス 代表取締役 藤森正信氏
㈱明和 ㈲ロードハウス 代表取締役 藤森正信氏
【企業訪問】(株)明和・(有)ロードハウス
日時 2018年8月22日(水)午前10時~12時
場所 (株)明和
〒343-0023 埼玉県越谷市東越谷7-88
報告者 代表取締役 藤森正信氏
8月22日(水)の企業訪問は、当地区会の経営労務委員長でもある藤森正信さんが代表を務めておられる、㈱明和さんでした。
午前から猛暑という中、14名という多くの会員の参加を得ての企業訪問となりました。
まずは㈱明和さんと、その近所でもう一軒藤森さんが経営されておられる、㈲ロードハウスさんの建物内部を見学させて頂きました。
どちらも4WD車やSUV関連製品の製造や販売をされていると伺っていましたが、車体の改造などもされているそうで、特にロードハウスさんの作業場では企業訪問当日、日産・エクストレイルのリフトアップが行われていました。
顧客から預かった車を改造から車検を通すところまで一手に行っているそうで、特に前述の車種に関しては、改造を行っているのは国内唯一かも、とのこと。
1ヶ月に2台くらいの作業ペースですが、全国から依頼が舞い込んでくるそうです。
その後、ロードハウスさんの会議室にて、藤森社長から会社の沿革や現在の取り組みなどのお話を伺いました。
そのお話の中で強く感じさせられたのは、思い立ったらすぐ動くという藤森社長の行動力。同友会入会以前にも、4WD車に関連する全国組織を立ち上げたり、アメリカに販路を求めたりと精力的に活動されていたそうですが、入会以降、特に昨年経営指針セミナーに参加されてからは、月1回の個人面談や社内委員会の設置などで社員との情報交換を積極的に行い、また社員のアイディアは無下に否定するのでなくちゃんと検証をした上で判断するなど、会社全体が意欲を持って業務にあたっていくための体制を着々と構築されているとのことでした。それらは、四半期毎に目標を設定しての特別報酬や残業なしという会社方針とも相まって、着実に業績にも表れているもようです。
「学びは実践が一番難しい」と言われる中にあって、学んだこと、考えたことを即座に実行に移していくその姿勢、「住みよい街づくりや産業支援をしたい」との思いから市議にまでなった人の動き方はやはり違うと感じました。
現在は経営されている二社ともに経営革新計画を実行中とのこと。また、会社では特殊樹脂を用いた新素材を研究中だそうで、そのサンプルも見せて頂きました。金属のような硬さながら非常に軽く、車のボディに使用すれば車体重量をかなり減らすことができるそうです。「特許は取らないのか?」の問いに「マネされたらどんどん新しいものを作ればいい」。
この「常に前に進んでいく」という意志こそが、全てにおいて大事なのでしょう。
今後もますます、日本の4WD車業界の中で、そして中小企業家同友会の中でも、存在感を発揮して頂きたいと思います。
藤森社長、社員の皆様、お忙しいところありがとうございました。
参加者14名(順不同)
岡田委員長、石井、宇野、加藤、黒田、澤石、鈴木(一)、鈴木(康)、戸賀崎、中村、平林、三浦、樋口、盛下