有限会社 アールキューブエコ | 埼玉中小企業家同友会東部地区会

企業訪問

有限会社 アールキューブエコ

2014年10月10日

【企業訪問】有限会社アールキューブエコ様
 
2014年10月10日(金) 9時~10時半
有限会社アールキューブエコ 網本欣一さん

 

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10月の企業訪問は、杉戸町で特殊米・有機米の販売をされている網本会員を訪ねました。
今回はいつもより1時間も早い集合。農業の朝は早いのよ、と春日部駅から2台の車で向かいました。

 

網本さんは昭和47年生まれ。東京生まれで大学時代はひたすらアルバイトの日々だったそうです。
しかし網本さんのアルバイトはどこかのお店や会社に入るのではなく、付加価値のあるものを売ると儲かる、という考えのもと、直接企業に掛け合って学生でもできるニーズを拾い、企画立案、交渉、収入という、通常のものとは全く違うものだったそうです。
 
大学卒業後もほとんど就職活動はしないで、大学時代からやりたかった「健康に関わること」を仕事にするため、情報サロン(情報・健康器具・カイロプラクティック・食品・・)の会社を経営。
お父様がオーナー、ご自分が実務というスタイルで、商売の原点を学ばれたそうです。
 
社会貢献と生活の両立を目指す中で、ほんとに必要なものは何なのか、信頼のおけるものを消費者に届けることをしたいとの思いを育てながら企画を立てても20代前半まではなかなかスムーズに立ちゆかなく、社会でお金を稼ぐことは大変だと。
お父様の講演活動をサポートしながら、25.6才くらいまでは生活されていたということでした。
その後、お前もそろそろ気合を入れて取り組むことを見つけろとお父様にいわれ、一度親元を離れたそうです。

 

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「安全な食」と「消費者」を結びつける流通システムを確立するにはどうしたらよいか、
例えばオーガニックで作っている米を望む消費者はどこでその米を買うことができるのか?
等ということを考え、無農薬の米というテーマに取り組まれました。
例えば、無農薬と言っても本当は「無」ではなく、10人の米農家に聞いても10人とも完全無農薬は無理といいます。

 

それは何故?

人件費があるので3倍の値がついても元が取れない

では除草しないで同量の収穫量が得られれば良いのでは?

誰もやっていない。でも、できないことはなさそうだ


実践出来たら、

 

・流通ニーズ
・農業として自立
・自然環境保護(もともと持っている田の力を取り戻す)

 

ができるのでは?

 

という流れで考え、30人くらいの仲間を集めて杉戸町で田んぼを借りて、田植えと稲刈り、生き物調査のイベントを始めたそうです。今まで従来の米作りの経験が全くないのに、なんと思い切った行動力でしょう!!
この米作りでは、「共生」を利用しています。
この米作りでは、「共生」を利用しています。
 
田んぼにいる生き物たちが当たり前のように活動することで、稲本来の生理を100%引き出し、稲が主役の田んぼを作る。初年度はOKでした。でも数年経つと雑草が強くなって失敗→改善を繰り返しました。こまっていたところ、たまたまNHKのテレビで「稲葉光圀」さんを知ります。
 
稲葉さんの勉強会で有機稲作の基本技術を学び、収穫に一定の成果があらわれはじめた2006年位に就農。
埼玉県の認定農家になりました。

 

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11月からNack5でお米を売ることになったそうです。
Nack5に県内で有機をやっているところがあるとPRしたところ、農業を盛り上げるためにNack5専用の田んぼを用意し、田植え、稲刈り後、ラジオで販売します。生き物たちを守りながら農業をするという姿勢を埼玉県もサポートしているそうです。

 

地元周辺の農家の方々は、網本さんの活動に興味深々です。有機栽培の技術が確立するにつれて、田んぼの周りを散歩する人が増え、温かい目でみてくれるそうです。
先のイベントも、イベント実施時以外は仲間ではなく、地元の人が手伝ってくれたそうです。
 
網本さんは人とのつながりを最大限活用でき、なおかつ「情報の価値」をよく知っている方なんだなと感じました。
人々が高い値段でも網本さんのお米を購入するのは、美味しくて安全だからということだけでなく、網本さんの「生き方」が付加価値として評価されているからなのだろうと思いました。

 

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網本さん、そしてご家族の皆様および訪問に参加していただいた会員の皆様、
お忙しいところ朝早くから大変有難うございました。

 

参加者:白川・上野・鈴木・青木・吉田(順不同・敬称略)  

記事:吉田理子

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