(株)grain grain | 埼玉中小企業家同友会東部地区会

企業訪問

(株)grain grain

2016年06月23日

・株式会社grain grain様

 

 

小雨混じりの木曜日、春日部にある「grain grain」さんに伺いました。
「grain grain」さんは、通所型サービス(デイサービス)と保育園が併設された施設です。

社長の鈴木美緒さんは、地元で生まれ育ち、大学卒業後は大手居酒屋チェーンで店長を務めました。もともとは教員志望だった美緒さん、社会経験を積むために、2年間だけ民間企業に勤めると決めていたそうです。

やがて念願の教員になったものの、育児と仕事の板挟みに苦しみました。

悩んだ末、「主婦を極める」と決め、退職しました。

専業主婦の時代は、今後の自分の身の置き方を考える時間になりました。

味噌作り、ケーキ作り、畑仕事の楽しさも知りました。

そんな中、福祉施設を建てた叔父様が事故で亡くなり、空になったその施設を引き継ぐことになりました。

デイサービスと保育園が一緒になった施設、私は今まで見たことがありませんでした。都内ですでに融合施設を経営している友人に勧められ、春日部でもオープンすることを決心されたそうです。

融合施設が少ないのは、一緒になることで、高齢者も園児も、怪我や病気のリスクが高くなると考えられているようです。

でも、実際に始めて見ると、リスクよりも良いことがたくさんあります。

子育て中のスタッフは、子供と一緒に出勤し、仕事をして、子供と一緒に帰ります。安心して仕事ができ、子供の送り迎えの負担も無くなります。3人目、4人目の子供を出産し、戻ってくるスタッフもいらっしゃるそうです。

また高齢者と子供との世代間交流が生まれ、介護職員の癒しにもなっています。

同じ建物の中に、子供の笑い声が響き、高齢者の楽しそうな話し声が聞こえてくる。まさに相乗効果が生まれています。

来年度には新しい施設もオープンします。美緒さんの実家は地元で長く愛されたパン屋さんでした。そのパン屋さんが、カフェとデイサービスを融合した施設に生まれ変わります。地元の人たちの交流の場にしたい、ひとり暮らしの高齢者の憩いの場にしたい、美緒さんの新たなるチャレンジです。

 

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美緒さんは、本年2月10日、*「第11回さいたま輝き荻野吟子賞(さわやかチャレンジ部門)」を受賞されました。さわやかチャレンジ部門は、「県内に在住(勤)または県出身で、今後さらなる活躍が期待できる年齢40歳未満の方が対象です。

 

小さいころから、「がむしゃら」が当たり前の美緒さん。東日本大震災や友人の死から、「誰かのために自分を使おう」それが「自分のためになる」と気づき、目の前のことから始めようと決めたそうです。

地域を巻き込み、雇用の新しい循環を作り出して行くために、チャレンジは始まったばかりです。

 

*「さいたま輝き荻野吟子賞」埼玉県では、本県出身で日本で最初の公認女性医師となった「荻野吟子(おぎのぎんこ)」にちなみ、その不屈の精神を今に伝える先駆的な活動をしているなど、男女共同参画の推進に顕著な功績のあった個人や団体、事業所の方々に「さいたま輝き荻野吟子賞」を贈っています。この表彰制度は、女性と男性が個性と能力を十分に発揮し、あらゆる分野に対等に参画することができる男女共同参画社会づくりを推進するとともに、埼玉の偉人である荻野吟子を顕彰するため、平成17年度から実施しています。

(埼玉県のHPより)

 

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鈴木社長、スタッフのみなさん、お忙しい中ありがとうございました。

園児のみなさん、利用者のみなさん、ご協力ありがとうございました。

参加された東部のみなさん、お疲れ様でした。

 

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参加者:上野・白川・鈴木一朗・高橋仁・戸賀崎・宇野

(順不同・敬称略)

記事:宇野(広報委員)

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