内 容 |
第2回 東部支部 広報委員会 企業訪問
日時 2024年9月13日 金曜日
訪問場所 株式会社 こまむぐ 様
https://comomg.co.jp/
参加者 小川、太田、石井、島袋、藤井、越野 (敬称略、順不同)
越谷駅に集合して、車2台で目的地に向かいました。今日は、おもちゃを作られている会社への企業訪問ということで、参加者は皆わくわくでした。場所は川口です。
この地域は、昔は鋳物工場や木型工場が立ち並び、栄えた場所です。40分程度で到着しました。閑静な場所で、会社はその外観がひときわオシャレな建物でカフェと併設していました。そして何よりもガラス張が多く、中がスケルトンです。また内部は清掃が行き届き、まるでオシャレな店舗でした。小松代表が温かく出迎えて頂き、後ほどわかったのですが、カフェで働いている奥様と娘さんも笑顔で迎えてくれました。入口近辺には木のおもちゃが陳列してあり、お子さんが喜び そうなものばかりです。まずは、1人の従業員の女性が、工場内を案内してくださいました。その日は、㈱ こまむぐ 様の代表的な作品のどんぐりを製造していました。順番に各工程をご案内頂きました。どんぐりの目入れは、慎重につけられていました。まさにおもちゃに命を吹き込むように魂を注入するという感じです。加工されている従業員の方々の目は真剣で、心をこめて製作されておりました。順番に削りの工程や色付けの工程もご案内頂きました。特に色付けの工程では、非常に繊細な作業が行われており、圧巻でした。ご案内頂きました従業員の方は終始笑顔で、自社製品に対する自信、そして何よりも自社製品を愛しているという事が、お話の節々に感じられました。また、コンピューター加工のプログラミング工程も小松代表がプログラミング入力しているとの事。まさにおもちゃ作家から経営者はたまた技術者と多彩な顔を持つ小松代表。
その後、2Fの会議室へ。その手前にはフリースペースがあり、地域の親子連れのお子様に遊びの場所をご提供されているとのこと。地域に貢献する㈱ こまむぐ 様の経営姿勢が良くわかります。その後、小松代表に報告を頂きました。20代前半で2代目のお父様の木型工場に入社し、しばらくはそこで基本を学んだといいます。しかし、時代は斜陽でなかなか将来が見えない中、お父様から工場と機械を譲り受け、「自分がやりたいことをやってみなさい」と言われたそうです。当時お母様は保育のお仕事をされており、なんか関係したことで道が開けないか考え、そこからおもちゃ作りに新な道を切り開いていったそうです。当時お母様からは、「事業をやる意味を良く考えなさい」と言われたそうです。そんな思いを胸に、気が付くと個人事業主として、自分が思うように走って来たといいます。しかしある時、加工中に自身の指で大けがをしてしまいます。約3か月間何もできずに、関係者に多大な迷惑をかけてしまったそうです。これが転機となり、法人化に向かいます。そして2016年に法人化、2017年に同友会入会。東彩支部では太田代表をはじめ沢山の方の知見を得たそうです。そして人を生かす経営や経営者としての在り方,経営理念等を学んだそうです。同友会は色々な業種の方がいて、すぐに仲間になれる非常にいい組織だと思ったそうです。
そして会社の転機は、コロナ禍だったといいます。これまではお店への卸を中心にやっていましたが、接触できず相当苦戦したといいます。そこで色々考え、製造業としてテレワークをやり、業界的にも世間にも注目をされ、沢山の取材を受け、徐々に売り上げも回復していったそうです。また最近はSNSにも力をいれられていて、プレスリリースを積極的にやられているそうです。「何のために事業をしているのか」という同友会の学びが、PRに非常に役にたっているとの事です。また、最近は地元川口の木を利用するSDGsとしての取り組みや県のデザイナー様との取り組み、カフェ事業と多岐に渡り意欲的に取り組まれているそうです。企業訪問を通じて感じたことは、「おもちゃを通じて人を幸せにしたい」「また業界をリードしていきたい」という小松代表の強い思いを感じました。
ご多忙の中、本当にありがとうござました。
(記事 小川 洋一)
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カフェ併設の社屋で全員で集合写真
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商品棚に陳列する笑顔のどんぐりころころ
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社員の方が丁寧に商品をご案内
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どんぐりの目入れ作業
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どんぐりに色付け作業
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全員で加工した商品を見学
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別のおもちゃの加工作業 を見学
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小松社長の報告
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株式会社 こまむぐ様の数々の受賞歴
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カフェの美味しいお食事
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美味しいパスタで全員でランチ
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