株式会社 ヘルスアップ 木和田 冶郎さん
9月の会員インタビューは、
株式会社ヘルスアップの木和田 俊冶郎さんです。
木和田さんには、11月例会にご協力いただき、時間が経過してからの掲載を許可いただきました。
有難うございます。
業務内容
調剤薬局、ドラッグストア運営、医療モール開発
インタビュアー:鈴木一朗
動画その1
動画その2
※ 文章ではインタビューのすべてを記述しておりません。(エッセンスのみです)
どうぞ、動画をご覧ください!!
こんばんわ 本日の広報委員会 会員インタビューは
株式会社ヘルスアップの木和田俊冶郎さんにお話を伺います。
よろしくお願いします
よろしくおねがいします
Q 早速ですが、同友会に入ったきっかけをお願いします
同友会には2004年か2003年くらいに入りました。
当時は今の会社とは違う、両親がやっている会社に所属していました。
とにかく経営がガタガタだったので、いろんなことをやっていたのですがその中で
お客様に同友会の会員さんがいらっしゃって、ご紹介いただいたと。
あんたね、いろんなことを勉強してるけど、基本的に間違ってると。
事業内容は健康食品の卸売ですから、営業のために体の事を色々と勉強していたのですが、
なかなか売り上げにつながらない。そのお客様からあなたが勉強するべきは経営の事だと。
同友会に入って勉強しなさいと言われました。
始め入って何が何だか分からない状態の中、幹事会の後の経営夜話にそのお客様が出るからそのアシスタントから始めました。でも、何をしたら良いか分からない。そしたらまたその方があんた入会したは良いけど、何やってるのと。ただ聴いているだけなら意味ないでしょと、経営指針の勉強会を教えてくれました。その当時お金がなかったので、とてもセミナーを通しで受けられませんといって、じゃあ、この回だけは出なさいと。それは戦略の回だったのですが、その参加費をその方がポンとポケットマネーで出してくださったんです。
もう、涙出ました。そのお金を持って申し込みをして。で、戦略編だけ出たのですが、その時初めてあ、経営ってこういう観点でみるんだと。 改めて強み弱みを文字に出してみると、課題はここにあるんだということが分かってくる。そこでやっと同友会の活動に入っていったという感じです。
Q 続きまして、同友会で何を学びたいですか?または何を学んでいますか?
学んだことは数知れないです。この10年間自分の環境が激変しているのですが、ほとんど同友会がきっかけです。健康食品の販売をやっていて、健康食品を売るために自分に必要な知識が何なのか分からない。お客さんにどう体に良いのか聞かれても良く分からず、メーカーの受け売りだったのです。生物学でもない。医学でもない。実はこれ、解剖学なんです。
また、肝臓の解毒作用って、何がどんなふうに働くか。これは、生理学、生化学なんです。
じゃあ経営指針をやるとなると、経営を勉強する。その時になって初めて、ああこれが経営なのかと。
その後経営に関する本を読みあさりました。いわゆる経営学の本を買ってくると、必ず書いてあるのは3つの分野です。
・マーケティング
・組織
・事業戦略
なんです。で、そういうタイミングの中でなんとなく理解はしているんだけど、実際の経営状態は良くならない。
知識レベルで分かっても実践が難しい。しかもうちは家族経営だったから、組織論とかいっても
何のこと?なんですよ。
家族でやっている以上は、理論であるべきでも実際が優先される状況でやっているなかで、
あるときFAXで流れてきたのが経営革新のセミナー。同友会の中で私の最大の恩師である
手塚さん(故手塚 正太郎氏)が企画されていたのですが、経営革新手良く分からないけど、
経営を革新するんだと言うことだけは字面から分かるわけですよ。
変えなきゃいけないと思っているから、それに飛びついた。
そのころ運営資金がショートしてしまってどうしようと言う状態だったのですが、経営革新を取るとかなりいい条件でお金が借りられると。それを信じて凄い勢いで皆頑張りました。
当時の同友会事務所に皆が集まって、お互い教え合って、作っていったんです。
そこで経営計画づくりを体験しました。これがまず同友会で学んだ一番大きなことです。
では次。
Q 同友会に入って良かったことは?
沢山ありますよ。やっぱり気の合う友人ができた。
自分が役に立つ人間であると思えることができた。
たまたま学生時代に学んできた会計の知識が役に立ち、それが他の人の役にも立った。
経営革新を取るにあたって自分の知識が他の人にも有効であると前向きに慣れたことですね。
Q 反対に困ったことは?
困ったことはあまりないのですが、同友会の活動をしていることが仕事をしていると勘違いしてしまうことです。本来自分の会社を良くするためにしているはずの事がどんどん逆の方向になってしまったことです。
そういう時期がありました。気をつけなければならないですね。
Q 御社は一言でいうとどういう会社ですか?
今私が属しているのはヘルスアップという会社です。
自分自身の仕事は財務関係で、この会社自体は調剤薬局をしています。
医療の在り方はこれからどんどん変わっていくことは皆さんご存知と思いますが、その中で高齢者のための医療ができなくなってきます。どんどん入院から在宅に切り替わっていきます。
この方向にならないと、少子高齢化の状況の中、医療費を賄えなくなります。
今うちの会社はその時期に向けて動いています。調剤は保険の点数で収益が変わってきますので、体制自体を在宅方向に切り替えていかないと、成り立たなくなるんです。我々は薬局主導の地域包括ケアができる会社を目指しています。
Q では、会社や仕事を忘れるほど好きなことは?
自転車!
休みの時は走ります。
Q 木和田さんご自身を動物に例えると?
え~?動物ですか?
イヌでしょうね。この人!って決めた相手に対しては忠実です(笑)
Q なるほど。最後になりますが、木和田さんが物事の判断に迷った時どうされますか?
原理原則に立ち返ります。
それだけです。
それはどういった・・
超根源的なことは人は生きると言うことですが、物事って本質が必ずありますが、その物事に関わっている人達の私利私欲をできるだけ排除して、根源的に生きると言うことを考えてみると最終的に何が残るか、ということを考えて判断します。
なるほど。 今日はどうも有難うございました。