株式会社 ハイブリッジコンピュータ | 一般社団法人埼玉中小企業家同友会 東部支部

企業訪問

株式会社 ハイブリッジコンピュータ

2014年03月06日

【企業訪問】 ハイブリッジコンピュータ様

2014年3月06日(木) 10時~12時
株式会社ハイブリッジコンピュータ 高橋大介さん


2月の予定を一度延期して開催されたこの日はまぶしいくらいのお天気。
三郷市の株式会社ハイブリッジコンピュータ様を訪問しました。

 

社長の高橋大介さんは地元三郷市出身。コンピュータが好きでプログラマや
ゲーム機の修理の仕事をしていて、15歳から働きはじめ、21歳の時に独立された
そうです。

 

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同友会に入ったきっかけは、紹介。色々な団体に入っていたので、その中の一つ

 

という気分でいたのに、入ったら学びの姿勢なども他とも違い、まじめに勉強していて
驚いたということでした。

 

はじめはマンションの一室ではじめたパソコン教室はなかなか人が集まらず、
中古のパソコンの仕入れと販売をはじめたのが中古ビジネスの開始だったとか。

 

最初は順調だったネットオークションも、詳しい人ばかりで利率がだんだん
悪くなったので、パソコンショップ(実店舗)をもったのですが、
今度は初心者の人ばかりが訪れるためサポートに追われる日々。

そのパソコンショップに来たお客様の中に輸出業者の人がいて、2,000円位で
買取たいという話を持ちかけられたそうです。
しかし当時は中古パソコンの仕入れが2万円位。割に合わないなと思っているところに
パソコンリサイクル法が施行されたので、
リサイクルの際に有料となるパソコンを「無料で引き取る」というビジネスモデルを
考えだしました。

ネット上でこのことを告知したら、すぐに反応があり、「間違いなく喜ばれるビジネスだ」
と確信されたそうです。

 

その後パソコンショップが手狭になったのでショップを閉めて引き取り専門に。
今の場所(大きな倉庫)を購入して一息つけるかとおもいきや、既に狭いという状況でした。

 

現在はパソコンの他に取り扱い品目も増え、なんとも車の引き取りをすることも
あるそうです。

 

回収された品物は

 

・性能のよいもの、レアなもの(壊れていなければ再利用)
・性能のよいパーツ (販売)
・海外事業者向けにニーズに合わせたものを販売
・どうにもならないものは金属や素材として扱う

 

そうですが、この「性能のよいもの、レアなもの」を目利きする力が
スタッフにないといけないので、スタッフの雇用は慎重に行われていると
のことでした。

 

持ち込まれたパソコンのデータ消去のため、プライバシーマークも取得
されています。データ消去自体は機械で行うので、2番手、3番手がでてきてしまいますが、
その中でブランディングによる差別化をはかり、パイオニアのままずっと1番手を走り続けて
いらっしゃいます。「なんでみんなやらないのかな」と高橋さんは仰っていましたが、
私はお話を伺っていてデータをいじるという他が敬遠しがちなことを真正面から
取り組もうとされている「覚悟」が他の業者と違うのだと思いました。

 

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お話の後は見学です。
こんなものも捨ててしまうの?というもったいないような品物から、
「なんて懐かしい!」と声を上げてしまうようなレアなものまで倉庫に綺麗に分別
されていました。

 

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パソコンファームは3年後に上場を目指していらっしゃるそうです、
上場のあとはどんな会社になりたいか?という質問に対し、
最終的には精錬、回収したものを素材に戻すところまでやりたいので、
その実現のための資金集めだと、しっかりとしたお答えをいただけました。

 

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ご自分の体験と日々の情報。「なんで?」という視点でビジネスを考える
高橋さんの取り組みを、私達も応援したい気持ちでいっぱいになりました。

 

高橋社長、スタッフの皆様、また訪問に参加していただいた会員の皆様、
お忙しいところ大変有難うございました。

 

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参加者:上野・澤石・藤井毬子・鈴木・上西・黒田・白川・青木・宇野・吉田(順不同・敬称略)

(株)電翔

  • (株)ナカミツ
  • 丸越運輸倉庫(株)
  • コアプランニング

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